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文系OLから建築士に転身した「りんちゅん」と その相棒コザクラインコの「ちょび」が 鳥、建築、音楽など、あらゆる生活のシーンを 独自の視点でコメントしています
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2024/04/26 (Fri)
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2007/01/16 (Tue)

今年最初の設計打ち合せ。

年末は1000万円オーバーの見積を前に、設計者と施工者から
VE案を年明けに出してもらいましょう、というところで終わっていました。

さて、どんな案が出てくるんだろう?

出てきた案は、3階建て(1階RC半地下、2,3階木造)から、
巨大な鉄骨架台の上に木造2階建というものでした。
簡単に言えば、斜面から突き出した鉄骨組みの巨大テーブル
を作って、その平らな面の上に木造の2階建の家を置いたようなもの。

最初からそういう選択肢はあったけど、4mを越す鉄骨の柱
をトラックで搬入できないとか、搬入できても建て方(組み立て)に大きな
クレーンが必要で、敷地に入って来れないとか、斜面を越えて
クレーンの腕が届かないとか、そういう理由で見送っていたハズ
なんだけどなぁ。
ま、出来るんならそれでいいんですが。

で、家の間取りは前回の間取りを出来る限り踏襲したプランでしたが、
前のプランは3層のフロアがあったから、トップライト(天窓)から光を
取り入れて、大きな吹き抜けで下の階のダイニングに光を取り込んだり
上のリビングとの一体感を作ろうという話しだったんで、
今度のプランにはあまり関係ないような・・・でもがんばってプランの中に
無理やり吹き抜け、しかも畳1帖分が取り入れてあったりします。

施工会社さんが頑張って考えてくれたんだろうな、というところには感謝します。
でも、そのまま採用する訳にはいかないなぁ。
上下階に分かれたダイニングキッチンとリビングで34畳。階段をまたいだ
畳1畳分の吹き抜けでしかつながっていないの・・・。
そんな無意味に広いスペース、いらんやろ・・・。
ちょっと「とほほ」って感じがします。

さて、お値段。
3100万円。

こらーーっ!予算は2600万って言ってあったろーーーっ!?

もー、何のためのVEなんだよ。

ムダに広い間取りを削ってプランを変更していけば、今より5坪は
軽く減らせるから、坪単価70万(高いって)として、350万はすぐに
減額できそうだけど。
こっちが減額案出す場面じゃないと思うんですが。

それに、そんなに巨大な鉄骨架台が組めるんだったら、上は
木造じゃなくて軽量鉄骨か何かにした方が、大工手間も減るし
下の架台工事と一括で鉄骨発注、建方もできて、工期も短縮
できるのでは?
そういう工夫をVE(Value engineering)というのでは。

なんか、だいぶん期待はずれ。
木造部分のプラン変更をしても、結局はハウスメーカーのプランと
同じになってきてしまうし。
それじゃハウスメーカーに頼んだ方が楽でいいしねー。

(実は年末に、ちょっとお高いハウスメーカーSRにもプランを頼んでしまった。
ちゃんと測量やりなおして地盤調査・・・サウンディングもしてくれるって
いうし。5万円はかかるけど、一般的な地盤調査の調査費用を思えば
破格値である。きっと今回の土地では15万はかかったはず。
きっとSRは高いから、値段が折り合ってこないとは思うけど・・・。
坪70万なら今の値段と同じくらいになるけどね。)

例えば、鉄骨架台の上の木造2階建を軽量鉄骨2階建にして、
もっと床面積を狭くする、というので予算が折り合ってくるなら、
それはそれで、楽しいプランが色々考えられそうです。
木造よりも大空間が作れたり、大きな開口部(窓)が取れたり、
傾斜屋根じゃなくて陸屋根(平らな屋根)にして、ルーフバルコニー
として使えるかも知れない。
眺めがいいだろうなー。

もう1月半ばにさしかかっているのに、あーでもないこーでもないと
プランも決まらない状態じゃ、工期がどんどんずれて行っちゃう。
来週、見通しがつかなかったら、計画は白紙にして、SRや前回
なかなかいいプランを出してもらったSFなど、ハウスメーカーに
あたり直しをすることになるでしょう。

大阪市内は曇り 夜から雨になるらしい。

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