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文系OLから建築士に転身した「りんちゅん」と その相棒コザクラインコの「ちょび」が 鳥、建築、音楽など、あらゆる生活のシーンを 独自の視点でコメントしています
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2017/10/23 (Mon)
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2006/08/08 (Tue)

8月5日(土曜日)の朝、りんりんの様子がおかしいのに気付いたのは、
私より早く起きた夫でした。
口を半分開いたまま、肩で息をしており、目が半開きの状態。
とても苦しそうです。


私は瞬時に
「これはダメかも。一刻も早く病院で100%酸素のインキュベーションに入れなきゃ。」
と悟りました。

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りんりんはこの1年、徐々に下腹が膨らんできて重そうにしていました。
何度かバリウムを飲んでレントゲン検査を受けましたが、
卵管が腫れているとのことで、外科的手術を行うことも出来ず、
様子を見るしかありませんでした。
お腹の腫瘍のせいで、排泄がスムーズに行かず、糞をためこんでは
一気に出さざるを得ないので、糞をするたびに大変力まなくてはならず、
とても辛そうでした。

今回、しんどそうなのも、きっと糞をするのに力めなくなり、
秘状態でしんどくなってしまったのでは?と思いました。
かかりつけの鳥に詳しい獣医さんへ車で行きました。
でもその途中、車の中で、りんりんは血便をしました。
これはちょっと…。

病院では、とにかく対処療法的な治療しかできないとのこと。
今は病院に来たりして興奮していることもあるし、とにかく100%酸素の
保育器に入って点滴や注射で落ち着かせて、それからレントゲンを
撮ったりして原因を突き止めていかなければ手荒なことは出来ないでしょう。
また、年が年なので、この症状では耐えられず落鳥する恐れもありますが
どうしますか?とのこと。

根本的な治療にならなくても、できる限りの治療をしてやってください。

12年近く、りんりんと暮らしてきて、何度と無く調子が悪くなって
病院に担ぎ込んだことはありますが、今回の様子を見て、とても危険な状態で
あることは分かります。
死んでしまうことも覚悟のうえで、せいいっぱいの治療をお願いします。

これは、死んでしまいそうなペットに、それならもう高いお金を出して
治療するのはやめておこうと考える飼い主もいることを知っていての
発言ではありますが、そんなこと関係なく、とにかく、りんりんを何とか
助けてやりたい一心の発言です。

キャリングケースから小さなプラケースに移されたりんりんの足元には、
いつも食べている餌が撒かれ、小さな容器に水をいれてもらいました。
息は荒くて苦しそうなものの、りんりんは一応、餌を確かめに行き、
水をごくごく飲んだのです。
もしかして、回復するかも、と思いました。
りんりんは前にも、卵詰まりで入院した時、翌朝には立派な卵を産み、
獣医さんから朝イチでかかってきた電話では
「りんりんさん、快食快便です。」
という、ちょっと情けないお褒めの言葉までいただいたことがありますから。

こうして、半日獣医さんにあずけることにして、一旦家に帰りました。
獣医さんから電話があったのは、6時間後のことです。
「残念ながら、亡くなりました。」

あれからも呼吸は荒く、点滴や注射はできたものの、レントゲンなど撮って
検査をする前に、もう一度血便をし、いきむような感じでばったり倒れたまま、
息を引き取ったそうです。

私はとても冷静に電話で対応しましたが、電話を切ってしばらく放心したあと、
号泣しました。

迎えに行くと、りんりんは小さな箱の中にフリージアのお花と一緒に
横たわっていました。
口を少しあけて苦しそうな表情をしたままです。
嗚咽をこらえるのが精一杯で、涙はぽたぽたと流れて止まりませんでした。

高層マンションに住む私には、りんりんのお墓を作る場所がありません。
あと半年後には広い庭の一戸建てに移る計画もあるのに。
一緒に引っ越して、永住の地で一緒に暮らしたかった。

夫が、一時的に植木鉢に埋葬して、引っ越したら庭に埋めてやろうと言ってくれました。
思いがけない申し出に、とてもありがたく、りんりんを残して引っ越さなくてもいいという
安心感で涙が止まりませんでした。

数日が経ち、日々の生活や仕事で泣いてばかりはいられない状況です。
でも、ふとした瞬間にりんりんを思い出し、大きな喪失感に見舞われて途方にくれて
涙がにじみ出てきます。

りんりんは飼い鳥としては決して不幸ではなかったと、やや自信をもっていえます。
本人ではないので断言はできないけど。

この12年近く、とても辛い時期が多かったけど、
いつもりんりんと一緒に過ごしました。

独り暮らしで阪神大震災を体験し、何とも言えない孤独を味わって
いたとき、りんりんに会いました。
震災前からペットショップにいたそうですが、他の雛達が買われていく中、
ひとり売れ残り、すっかり成鳥に近い状態になって、小さなカゴで一番下に
重ねられていました。
子供達がカゴをたたいたりするらしく、最初は人の手から餌をもらって
慣れていたのに、だんだん手が嫌いになり、人は恐れないけども手を出すと
怒って噛み付くようなひねくれインコになっていました。

そんなりんりんと暮らし始め、なかなか結婚できない焦り、年ばかりとって
邪魔者扱いされるお局OLになりたくない焦り、友達が色んな業界で活躍したり
幸せな結婚をしていくなか、自分ひとりが不発弾のようなくすぶった思いで
つまらない毎日を送っている焦り。
とうとう精神的にやられてしまい、会社を休職して精神科に通う日々には、
もう命を絶ってしまいたい衝動にも駆られましたが、私がいなくなったら
りんりんは誰が世話をしてかわいがってくれるんだろう、と思うと、
そんな勇気(?)もなくなったのです。

今までの人生で一番辛かったこの10年。
でも結婚や一流企業のOLといった肩書きにしばられることから
自分を解放したとき、自分には仕事をする能力があるんだと信じたとき、
34歳にして再出発をすることができ、建築士としてがむしゃらに頑張り、
資格も取り、やっと業界にしがみついて生きていけるようになりました。
そしてオマケみたいにこの春には結婚もできました。

りんりんはそんな辛い時期を支えてくれるように過ごし、
そして新しいパートナーとの出発を見届けるように、今、逝ってしまいました。

一時は死にたいと思っていた割には、子供の頃から死ぬことが怖くて
仕方なかったのに、
今まで一生懸命色んな本を読んできた中で、やっと「ちょっと信じられるかも」と
思えたスピリチュアルな本を真に受けるとすれば、

私が死んだら、きっとりんりんに会えるとのこと。

りんりんとは前世でも来世でも、また人生で関わりがあるとのこと。

そんなことが真実であるかどうかは別として、そう思ってみてもいいかも知れないと
思いました。
そう思った方が前向きに、またりんりんに感謝していけると思いました。

小さな頑固者のひねくれたコザクラインコでしたが、かけがえのない
かわいい私の親友、
最後まで気丈な立派なコザクラインコでした。

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りんりん、色々とどうもありがとう。
できれば待っていてください。また一緒に暮らしましょう。
またね。りんりん。
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