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文系OLから建築士に転身した「りんちゅん」と その相棒コザクラインコの「ちょび」が 鳥、建築、音楽など、あらゆる生活のシーンを 独自の視点でコメントしています
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2024/04/26 (Fri)
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2006/11/19 (Sun)

家の平面図を見ていて、ずっと気になってはいたけど、話は進んでるし
あえて見ないように、考えないようにしていたこと。
それは、「ダイニング狭くない?」

玄関・ホールを抜けて扉を開けると、約9帖のダイニングと3.7帖のキッチン。
フルフラットの対面キッチンにするから約12~13帖の空間になり、
ダイニング上部には4.5帖分の吹き抜け、その上にはトップライト(天窓)が
4枚。
キッチンと反対側には6畳の和室も続いているし、キッチンから
吹き抜け越しに見上げると上の階のリビング14帖の様子も常に分かる。
これでかなり開放的な空間になるとは思っていたのです。

極力廊下をなくすという考えから、ダイニング・キッチン空間の中に
スケルトン(壁なし)の階段を設置し、上階のリビングに直結させたの
ですが、玄関から入ってリビングに行くには、ダイニングを横切って
階段にたどり着かなければならない。家族も来客も。
玄関ホールから扉を開けると、いきなりドーンとキッチンと対面。
これでいいのか?
ダイニングテーブル設置予定位置周囲には約2メートルの余裕があるけど
くつろぐための椅子が置けるでもなく、結局、階段に向かうための通路でしか
なくなってしまうのです。
これでいいのか?

いまさら変更するのが怖くて、あえて考えないようにしていたけど、とうとう
考えてしまいました。
メジャーで寸法を測り、今のマンションのリビング内にダイニングを想定。
キッチンの高さやダイニングテーブルのボリュームを考慮して
空間を見立ててみると、やっぱり玄関ホールから入って9帖の空間に
ダイニングテーブルと通路のみというのはちょっと圧迫感ありすぎかも。
ダイニングテーブル越しの正面にはキッチンカウンターやレンジフードと
いった厨房機器がドドーンとお出迎え状態で迫っており、これでは悪くすると、
「居酒屋」になってしまう!!
百歩譲って、家庭的なイタメシ屋?

色んな申請を出し始めているこの時期、もう外壁のラインや面積を
変更する訳にはいかないし、勝手に壁を取っ払ったりして構造上問題が
出てきたら困ります。
そこで、また徹夜状態になりながら、現在のプランの面積や体力壁(構造上の
力を受けている壁)を変えずに、階段位置などを勝手に変更してしまいました。
それをCAD図面にして建築士にメール。
休み明けに「ゲッ」って思われるんだろうな~。
いつもワガママでごめんなさい。
でも家に入っていきなり居酒屋ダイニングはイヤだったんだもん。

結局、玄関ホールを入ると16畳のダイニングキッチン、入り口の扉から
階段室まで最短距離の動線で、食事の空間とは干渉しないようにしました。
でも家に帰ってきたら必ずキッチンやリビングで誰かと顔を合わせないと
(パブリックな空間を経由しないと)個室にはたどり着かないようにしよう、
家の中、どこにいても、みんなが吹き抜けを介して他の家族の存在を
感じていられるようにしよう、というコンセプトは当初のままです。
大空間すぎて光熱費が思いやられるけど。

ついでに・・・長く急な坂道をのぼって家についても、敷地内でもまた
建物にたどり着くまでに外階段があり、家の中に入っても3階建て状態で
階段が続く、という階段地獄のような状態で、高齢になったときには絶対
階段の上り下りに困るはず、というところを何とかしなければと思いまして。
今はお金がないから付けないけど、将来足腰弱った時のために、
ホームエレベーターが設置できるよう、3層ブチ抜きできるスペース
(キッチンやお風呂など水周りが干渉しない位置)を設け、
その部分の床スラブをあらかじめ抜いておいてもらうことにしました。

そのスペースを確保しておくために、そこを納戸や物入れにしておくのも
いいけど、それでまた動線がおかしくなったりムダなスペースになったりして
生活にしわ寄せがくるのは困る。
ということで、エレベーター設置スペースは階段室1坪にし、将来エレベーターを
設置することになったら階段を撤去、別の位置に直線の階段を付けられる
細長いスペースを仮定して床ブチ抜きスペースをとりました。

エレベーター設置のときに階段付け替え工事も必要になっちゃうけど、
直線の階段スペースなら吹き抜けやダイニングを利用して極力今の間取りを
生かしてムダにしない風に付け替えることができるからです。

エレベーターはたぶん必要になると思うけど、ホントに必要になるかどうか分からないし、
エレベーター設置して家の中がむちゃくちゃになった挙句に、それでも住めなくなって
家を移らなければならないときに、そんなむちゃくちゃな間取りじゃ家も売れないだろうと。
エレベーター付ける前に、この地域の坂道自体が苦痛で引越しを余儀なくされる
かも知れないしね。
だったら、エレベーターは考慮しておきたいけど、それに振り回されるような間取りには
したくないですから。

結局、一番最初に見積を取った時よりも、外壁ラインは変わらないけどバルコニーを
中止して部屋にしたりした部分があるので申請図面では2坪くらい面積が増えている。
キッチンやお風呂、洗面所もグレードアップしちゃったし、壁紙もエコカラット(タイル)を
採用したりしちゃったし、さて、値段どうなるか不安でたまりません。
来週、最終の詰めをして、週末には施工業者数社に見積を依頼します。
11月中に見積up
12月に入ったら土地の決済(ローンがおりて土地代金を払い正式に自分のものに)
同時に工事施工業者を決定して再度工事請負契約、
そのまま既存の古い住宅の解体・造成工事に突入。

そして12月中旬には、庭の一部にプレハブ建てて入居!?
これ、マジな話になりそうです。寒いだろうなー。

神戸市内は雨。寒くてちょびだけヒーター使用開始。

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