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文系OLから建築士に転身した「りんちゅん」と その相棒コザクラインコの「ちょび」が 鳥、建築、音楽など、あらゆる生活のシーンを 独自の視点でコメントしています
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2024/03/29 (Fri)
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2006/12/19 (Tue)

私はホントに日本史を知らないです。
高校では日本史を選択しなかったので、中学で習ったっきり。
しかも当時、部活の朝練で疲れて、先生が気弱だった社会の
時間はいつも爆睡していたので、試験前に丸暗記するだけ。
今や、平安時代の次は?といわれても、即答できない・・・。

「私は死んでも無になってしまわないのか」という、
幼い頃から取りつかれている恐怖を払拭すべく、
数年前からスピリチュアルな関連本を読み漁り、
外国人の著書から江原啓之、そして、飯田史彦氏の
「生きがいの創造」に至って、やっといつか迎える死に対する
無理解な恐怖から脱することがでました。

その過程では、K1ファイター須藤元気の本も読みました。
試合前のパフォーマンスは見たことあるけど、あまり戦ってる
姿は見たことないんですが・・・彼はえらい勉強家らしく、
自分でかなり研究して、スピリチュアル系というか哲学からも
アプローチしている彼の四国お遍路参りの本「幸福論」を読んでみたのです。
そこで一番気になったのは、彼が「空海の景色」という本を絶賛していること。
司馬遼太郎の本らしい。

司馬遼太郎・・・聞いただけでおじけづいてしまう。
きっと偉い人。きっと私には理解不能な日本史の世界を綴る人だ・・・。
しかも空海。「誰それ」って感じ。どうやらお坊さんらしい。

「空海」という名前にはちょっとトラウマが。
会社の部長クラスと飲みに行くと、歴史小説好きが必ず一人二人いて、
自分の得意領域に引き込むべく、「司馬遼太郎はいいよなー」みたいな
話になる。
で、意外と当時の私と同じ世代の若者達も話を合わせて語り合っているけど、
私には何がなんだかさーーーっぱり分からない。
せっかく楽しいお酒の席で、私だけおいてけぼり状態でおもしろくない。
お勉強という意味では、自分のことをそんなにバカだとは思っていなかった
のに、まるで話についていけない「日本史」系のことは、もう聞くのもイヤ
になっちゃいました。

そして2年ほど前、仙台周辺の温泉に友達4人で旅行に行ったとき。
同じ大学の同じゼミの友達4人なので、知識レベルはほぼ同じ。
話も合うハズなのに、途中立ち寄った由緒あるお寺で
わざわざ私たち4人のために手配されたガイドさんが
(そういえば、ガイド代なんか払ってないぞ?)
「この洞窟は空海の弟子が修行して・・・」みたいな話を始め、
みんなが、「へぇ、空海。じゃ最澄とか・・・」と一斉に話しに花が咲き始め
たのです。
な、なに?空海?最澄?中国人か?なんでみんなそんなに詳しいの?
私一人、全く話しに入れない。
なんだよ、空海ってそんなに有名人なのかよ。日本人の常識なのか?
私はいつの時代の人かも何した人かも知らないよ。
ネーミングからなんとなくお坊さんっぽいけどさー。
ああ、きっと空海を知らないなんて、いまさらカミングアウトするのも
恥ずかしいくらい、日本人の大人としての常識なんだ、空海って。

それ以来、もう「空海」って聞くだけで拒絶反応。
「あー、分かりません。私、知らないですから。」って聞く耳持たない
状態になってました。
しかし、須藤元気がそこまで絶賛する「空海」と「空海の景色」という小説。
試しに読んでみようじゃないですか。死の恐怖からも本を読むことでひとつ
脱皮できたことだし。

ダメでした。わかりません。

「空海の景色」は空海の生い立ちを追いながら、空海がそのとき暮らした、
見た、学んだ環境(景色)を想像して(裏づけもあるけど)、想いを巡らす
ことを楽しむ本らしい。
まず、空海をよく知っていることが前提になっており、私には何故、話題が
四国から始まるのか、何故時代が奈良時代から平安時代への過渡期に
始まるのか、そもそも空海は立派な偉い人っていう設定になっているけど
この人が何をした人なのかも分からない。
この本を読むステージには立てていない(泣)。

子供の頃に読んだ「偉人の伝記」みたいな小説ではなかったのです。
ガマンして読んでいけば、理解できるのかも知れないけど、上下巻と
ボリュームあるし、「もちろん、空海の偉業についてはご存知でしょ?」
みたいな書きぶりが無知な私にはたまらん。辛い。ムカつく。

先に、空海の伝記みたいな物語を読んでおけばいいのよね。

早速、amazonで空海の本を探し、「図解雑学 空海」という本を購入。
なんかそのタイトルでイヤな予感はしたけど・・・全然伝記小説じゃない。
見開き2ページで「空海の書いた書籍一覧」とか、「空海が旅したルート」
とかが解説してある本だった・・・。

もう、ガマンするけどさー。
この1冊、頑張って読んだら、かなり空海に詳しくなれそうだから、
別にいいけどさー。
そんなに「空海を全く知らない」ってのは、日本人(大人)として特異なことなのか?
うん、そうかも知れない。
だけど、もうちょっと私向けの本があってもいいじゃないか。

電車の中でカバーをつけた「図解雑学 空海」を読んでいますが、
2色刷りの図表が豊富な横書きで、隣からのぞかれると、とても恥ずかしい。
子供が理科や社会の図鑑解説本を読んでいるみたい。

がんばるよ、年内に読んで、空海通になってやる。

大阪市内は晴れ


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