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文系OLから建築士に転身した「りんちゅん」と その相棒コザクラインコの「ちょび」が 鳥、建築、音楽など、あらゆる生活のシーンを 独自の視点でコメントしています
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2025/04/22 (Tue)
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2006/10/03 (Tue)
幼い頃から家族や親戚の中では自分が一番年下で、幼い子供に接することが
少なかったわたし。

多分自分が一番注目されて大事にされる存在でありたいから、
自分より注目される赤ちゃんとか幼い子供とか後輩とか新入りとか、
そういうものが少し苦手だったように思います。
(「後輩」はそのうち「よき仲間」に変化して、全然大丈夫になった。)

で、特に子供が嫌いだったんです。
こういうと「何て冷酷な人なの!?」と思われるでしょうが、だって、本当に
昔から子供とか赤ちゃんとか苦手で、友達が「あー、赤ちゃん、かわいー!」と
駆け寄っていったりしようものなら、私はどういう態度をすればいいのか混乱するばかり。
子供ってワガママだしうるさいし、自分で何もできないし判断力ないし。
「人間として半人前以下なんだから、大人同様の人間扱いをフルで与えてしまうのはよくない!」
と口に出したことはないけど思っていたり、
「どこがかわいいねん、あんたのその態度で私がいよいよ冷酷極まりない印象になるやん。」
と、子供好きな人を迷惑にすら思ってました。

姉に子供が生まれ、ようやく子供に接することには馴れたけど、どーも大人と同じ
判断力とか冷静さを強要してしまっているようで、「お姉ちゃん」と慕ってくれても
イマイチべったり溺愛できない…。大人と同じ接し方をしてしまう。
ペットならあんなにかわいがれるのに。

こんな私だったのに、近年、もう子供を持つ(産む)のには年齢的にリミットが
迫りつつあるという焦りからか、子供がイヤじゃなくなってきました。
それがこの1年でとても顕著に。(まだ子供好きとはいえないけど。)
街で電車で赤ちゃんを見ると、何故か涙が出そうになるの。
なんでーーーー?
なんか胸がいっぱいになって、意味なく感動しているらしい。
ほんっとに自分でも訳分からない。

結婚して半年あまり、まだ子供を産むことなんて具体的に考えていなかったのに
先日、思いがけなく妊娠の兆候があり、気付いて3日目には流産(化学的流産というらしい)
してしまってから、あまりのあっけなさに「悲しい」というよりは「惜しい」ような
気がしてどうも変な気分。

こういうのは子供を儲ける「潮時」なのか。
ただ単に「もうリミットだし、他の人に持ててるモノは自分でも欲しいんだもん」
という、ほとんど無いものねだり状態なのか。

先日、近くにある快適な温浴施設(スーパー銭湯ともいう)で、ひとりボーっと
湯につかっていたら、隣に赤ちゃんを連れたおばあさん(お母さんだったらびっくり…)が
入ってきて、それを見て、また涙していた私です。
微笑ましく思うならともかく、何故泣く?
変だ、絶対変だ。
何かが変化してきているぞ。わーーーっ(走り去る声)
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2006/09/19 (Tue)
りんりんが亡くなってから1ヶ月。
最初はしょんぼりしていたちょびも、カゴの外に出て遊ぶようになり、
人(飼い主)と触れ合う時間もぐっと増えました。

もともと人懐っこいところのあったちょびですが、りんりんと同居するように
なってやっぱり鳥同士の方が楽しいらしく、すっかり手乗りとは言い切れない
ようになっていました。
りんりんに感化されて、手を見れば攻撃してくるようになってたし。

でも最近は手を見れば、躊躇しながらも「乗ってみよっかな…」と
おそるおそる片足ずつ乗るようになり、
カゴの外にいる時は、基本的に私の肩に止まっているようになりました。

ちょうど換羽(とや)期になり、羽がたくさん抜けて、新しい羽が薄い鞘のような
ものに包まれてザクザク生えてきました。
ちょびとしては、そのザクザクがムズムズするというかイライラするらしく、
誰かに毛づくろいして欲しいらしい。
チャンス!とばかりに指でカキカキしてやろうとすると、最初は
「何で指が寄って来んのよっ!」と怒り炸裂、猛攻撃してきましたが、
何度かカリカリっと掻かれてみると、「あら、いいじゃん。」となったらしく、
頭や首など自分から痒いところを出して「かいて。」となりました。
ほっぺには耳の穴が隠れているのですが、その付近を掻くと、反射的に
フワーッとあくびが出てしまいます。

こんな風に鳥をなでるのは何年ぶり、いや何十年ぶりでしょう(泣)

でも、ちょっと失敗すると
「痛っ!」
とばかりに怒って振り向きざまに指を噛まれ、
「ごめん、下手で。」と謝る次第です。
2006/09/19 (Tue)
9月17日(日)、土地の契約をしました。
住んでみたかったエリアの、いっちばん端っこ。
とっても環境のよい山手だけど、通勤どうする、って感じです。

地主さんは相続で受け継いだ土地を手放すことになった訳ですが、
「どうしてこの土地を?」と聞かれてしましました!

不便だし坂道きついし、すごく広いけどスキーのジャンプ台みたいに高低差が
あるし…測量の結果、9mの高低差が!どうするねん、って感じ。
敷地の半分が急な斜面、残りが平坦で緑豊かな立地なんですが、
急斜面のてっぺんに家を建てるととっても素敵なんじゃないかと思っています。
それを実現するためには、普通に家を建てるよりも何割もコストがかかってしまうけど。

10年位前に、外国人の方が訪ねてきて、この土地を売って欲しいと交渉されたことが
あるとか。斜面に遊歩道をつけたいと言っていたそう。
やっぱり、変な人(?)しか興味持たない土地なのかなー。

後は家のプランを詰めていく作業に入ります。

年内入居はとても無理な状況になっちゃったけど、最後の秘策、仮設プレハブ住宅を
実行してしまうかも知れません。
5坪+キッチン+バストイレでレンタル料月5万。
今の家賃の1/3じゃん。
でも運搬、据付に25万かかるそう。

まだまだ前途多難ではありますが。
2006/09/04 (Mon)
なんとも久しぶりのブログ更新。
最初の1週間位は「あー、ブログ更新してない~」と後ろめたさがあったのですが、
あまりの忙しさにそれも過ぎると居直ってしまいました。
「書けないんだってば、忙しいから。」
誰に対してそんな「上から目線」で言い訳してるんだか。

最初はお盆前がピークで、それを越したら仕事も落ち着くから、
という話だったのが、必死で走ってゴールテープを切った!と思った瞬間に、
また1km先にゴールテープが移動してて、「え~?」とか思いながらも
仕方なく、残りの力を振り絞って走り続けている感じ。
体力的にも、それ以上に精神的にダメージが激しかったです。

毎晩残業で終電かタクシー帰宅。
夕食がついついコンビニ物(弁当、カップラーメン、おにぎり、調理パンなど)に
なってしまい、しかもそれを深夜に食べるもんで、太る太る…。
やっとひと段落付いた気がする今週から、マイクロダイエット始めることにしました。
1ヵ月後には誰だかわからないくらい、ペラペラに薄っぺらくなっている
予定なんですが、どうでしょう。

マイホーム計画(今時こんな言い方するのか?)の方は、一進一退を繰り返しています。

7月末頃に見つけたとても広いけど細長くて、ジャンプ台みたいな傾斜がある土地。

長期間放置されていたので草木が生い茂って土地の全容が見えなかったので、
家主さんに草刈をしてもらって、購入の判断をしようと思っていました。
しかし、8月のお盆前は草刈ラッシュ(?)らしく、気持ちは焦るのに、
植木屋さんの手が空かず、草刈実施は8月20日過ぎに。
約1ヶ月待たされている間に、仕事はどんどん忙しくなり、だんだん考えるのが
イヤになってきたりしました。

で、やっと草刈が終わり(草刈料が80万円もしたらしい)、土地の全貌が明らかに!

…思ったよりもすごい傾斜のすごい高低差でしたー。
うーん、1ヵ月半で建つ鉄骨プレハブメーカーの家を作るために、宅盤を整備したら
造成だけで1000万かかってしまう(笑)
プレハブ住宅に惚れ込んでいる訳ではなく、そこそこのものが早く建つからと
思って、かなり妥協して計画してるのに、年内入居を目指して急ぐ気持ちはあるけど、
これじゃ何の為に家を建てるんだか分からなくなってきちゃう。

見方を変えると、1000万かけて造成すれば、どんなもんでも建つということが
判明した訳で、土地は購入することにしました。
冒険?
ぱっと聞くと「そんなお金かかる土地、やめとけば?」と思うけど、
1000万かけてもまだ、土地そのものの金額が安いので、
そのエリアで100坪のまとまった土地の周辺相場からすると、
とてもお買い得なのです。
何でそんなに土地が安いのか?
別にいわく付きの土地でもなく、地主さんは立派な方。
でももう30年以上も住んでいないし、この傾斜、普通の人ならパッと見で引いて
しまうでしょう、と不動産仲介の方はおっしゃる。
業者向けに売り出したようでした。
駅まで徒歩圏じゃないし、バス停までも急な坂道を10分歩かなきゃいけないしね。
でもこの周囲の住宅街の人たちはみんな駅や仕事先まで車を使うようです。
庶民がついていけるかな?

夏バテとハードだった仕事の疲れと、1ヶ月計画が停滞してしまったダルダル感で、

「もー、年内入居間に合わなくていいじゃん。土地は決まったことだし、
建築士と相談して納得いくオーダーメイドの家建てようよ。重量鉄骨で
森の中に浮いたような感じのさー。」

というのが私の最近の回答。

それでもまだ、年内入居の可能性にかけたい夫に対して、

「土地広いんだからさー、空いてるとこに仮設プレハブ建てて
年内に引っ越せばいいじゃん。」

という恐ろしい提案をしてしまいました。

最悪、真冬に工事現場のプレハブみたいな仮設住宅に引っ越す、なんてことが
あり得るかも知れません。
ホントにやりそうで怖い。
2006/08/08 (Tue)

8月5日(土曜日)の朝、りんりんの様子がおかしいのに気付いたのは、
私より早く起きた夫でした。
口を半分開いたまま、肩で息をしており、目が半開きの状態。
とても苦しそうです。


私は瞬時に
「これはダメかも。一刻も早く病院で100%酸素のインキュベーションに入れなきゃ。」
と悟りました。

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りんりんはこの1年、徐々に下腹が膨らんできて重そうにしていました。
何度かバリウムを飲んでレントゲン検査を受けましたが、
卵管が腫れているとのことで、外科的手術を行うことも出来ず、
様子を見るしかありませんでした。
お腹の腫瘍のせいで、排泄がスムーズに行かず、糞をためこんでは
一気に出さざるを得ないので、糞をするたびに大変力まなくてはならず、
とても辛そうでした。

今回、しんどそうなのも、きっと糞をするのに力めなくなり、
秘状態でしんどくなってしまったのでは?と思いました。
かかりつけの鳥に詳しい獣医さんへ車で行きました。
でもその途中、車の中で、りんりんは血便をしました。
これはちょっと…。

病院では、とにかく対処療法的な治療しかできないとのこと。
今は病院に来たりして興奮していることもあるし、とにかく100%酸素の
保育器に入って点滴や注射で落ち着かせて、それからレントゲンを
撮ったりして原因を突き止めていかなければ手荒なことは出来ないでしょう。
また、年が年なので、この症状では耐えられず落鳥する恐れもありますが
どうしますか?とのこと。

根本的な治療にならなくても、できる限りの治療をしてやってください。

12年近く、りんりんと暮らしてきて、何度と無く調子が悪くなって
病院に担ぎ込んだことはありますが、今回の様子を見て、とても危険な状態で
あることは分かります。
死んでしまうことも覚悟のうえで、せいいっぱいの治療をお願いします。

これは、死んでしまいそうなペットに、それならもう高いお金を出して
治療するのはやめておこうと考える飼い主もいることを知っていての
発言ではありますが、そんなこと関係なく、とにかく、りんりんを何とか
助けてやりたい一心の発言です。

キャリングケースから小さなプラケースに移されたりんりんの足元には、
いつも食べている餌が撒かれ、小さな容器に水をいれてもらいました。
息は荒くて苦しそうなものの、りんりんは一応、餌を確かめに行き、
水をごくごく飲んだのです。
もしかして、回復するかも、と思いました。
りんりんは前にも、卵詰まりで入院した時、翌朝には立派な卵を産み、
獣医さんから朝イチでかかってきた電話では
「りんりんさん、快食快便です。」
という、ちょっと情けないお褒めの言葉までいただいたことがありますから。

こうして、半日獣医さんにあずけることにして、一旦家に帰りました。
獣医さんから電話があったのは、6時間後のことです。
「残念ながら、亡くなりました。」

あれからも呼吸は荒く、点滴や注射はできたものの、レントゲンなど撮って
検査をする前に、もう一度血便をし、いきむような感じでばったり倒れたまま、
息を引き取ったそうです。

私はとても冷静に電話で対応しましたが、電話を切ってしばらく放心したあと、
号泣しました。

迎えに行くと、りんりんは小さな箱の中にフリージアのお花と一緒に
横たわっていました。
口を少しあけて苦しそうな表情をしたままです。
嗚咽をこらえるのが精一杯で、涙はぽたぽたと流れて止まりませんでした。

高層マンションに住む私には、りんりんのお墓を作る場所がありません。
あと半年後には広い庭の一戸建てに移る計画もあるのに。
一緒に引っ越して、永住の地で一緒に暮らしたかった。

夫が、一時的に植木鉢に埋葬して、引っ越したら庭に埋めてやろうと言ってくれました。
思いがけない申し出に、とてもありがたく、りんりんを残して引っ越さなくてもいいという
安心感で涙が止まりませんでした。

数日が経ち、日々の生活や仕事で泣いてばかりはいられない状況です。
でも、ふとした瞬間にりんりんを思い出し、大きな喪失感に見舞われて途方にくれて
涙がにじみ出てきます。

りんりんは飼い鳥としては決して不幸ではなかったと、やや自信をもっていえます。
本人ではないので断言はできないけど。

この12年近く、とても辛い時期が多かったけど、
いつもりんりんと一緒に過ごしました。

独り暮らしで阪神大震災を体験し、何とも言えない孤独を味わって
いたとき、りんりんに会いました。
震災前からペットショップにいたそうですが、他の雛達が買われていく中、
ひとり売れ残り、すっかり成鳥に近い状態になって、小さなカゴで一番下に
重ねられていました。
子供達がカゴをたたいたりするらしく、最初は人の手から餌をもらって
慣れていたのに、だんだん手が嫌いになり、人は恐れないけども手を出すと
怒って噛み付くようなひねくれインコになっていました。

そんなりんりんと暮らし始め、なかなか結婚できない焦り、年ばかりとって
邪魔者扱いされるお局OLになりたくない焦り、友達が色んな業界で活躍したり
幸せな結婚をしていくなか、自分ひとりが不発弾のようなくすぶった思いで
つまらない毎日を送っている焦り。
とうとう精神的にやられてしまい、会社を休職して精神科に通う日々には、
もう命を絶ってしまいたい衝動にも駆られましたが、私がいなくなったら
りんりんは誰が世話をしてかわいがってくれるんだろう、と思うと、
そんな勇気(?)もなくなったのです。

今までの人生で一番辛かったこの10年。
でも結婚や一流企業のOLといった肩書きにしばられることから
自分を解放したとき、自分には仕事をする能力があるんだと信じたとき、
34歳にして再出発をすることができ、建築士としてがむしゃらに頑張り、
資格も取り、やっと業界にしがみついて生きていけるようになりました。
そしてオマケみたいにこの春には結婚もできました。

りんりんはそんな辛い時期を支えてくれるように過ごし、
そして新しいパートナーとの出発を見届けるように、今、逝ってしまいました。

一時は死にたいと思っていた割には、子供の頃から死ぬことが怖くて
仕方なかったのに、
今まで一生懸命色んな本を読んできた中で、やっと「ちょっと信じられるかも」と
思えたスピリチュアルな本を真に受けるとすれば、

私が死んだら、きっとりんりんに会えるとのこと。

りんりんとは前世でも来世でも、また人生で関わりがあるとのこと。

そんなことが真実であるかどうかは別として、そう思ってみてもいいかも知れないと
思いました。
そう思った方が前向きに、またりんりんに感謝していけると思いました。

小さな頑固者のひねくれたコザクラインコでしたが、かけがえのない
かわいい私の親友、
最後まで気丈な立派なコザクラインコでした。

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りんりん、色々とどうもありがとう。
できれば待っていてください。また一緒に暮らしましょう。
またね。りんりん。
BENCH FACE


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